そこそこ売れた曲の音源素材を無料で公開


私のデビューアナログの Hsert EP は、今年の7月にリマスターをして CODONA の4番としてデジタル配信をしました。その経緯や背景などは「アナログをデジタル配信で再リリースした話」へ書きましたが、今回はそのリリースの1曲目の Rotten Zipangu をこれから紹介する旧知の仲のメンバーにリミックスしてもらいました。そして、CODONA の5番としてリリースしました。

上記に貼り付けた Soundcloud はそれらの曲のいいところの一部を抽出してまとめたものです。まずは47秒しかないので再生ボタンを押して聴いてみてください。そして、もし気に入ったら Spotify などのストリーミングサービスで聴けるので是非フルで聴いてください( Beatport などでDL購入もできます)。以下に、今回リミックスを提供してくれたアーティストを紹介していきます。

また、この記事の最後にはタイトルにある通り、音源素材をフリーで公開したので、興味がある方は是非記事の最後まで読んでください。

TRACK #1 Remute


Remute は、ドイツ、ハンブルグのアーティストで、2002年に Dekathlon Records から Hypnoconsole でデビュー。お互いにデビューが同じレーベルだったことから交流が始まりました。実際に初めて会ったのは2014年の「MITTE vs CARIZMA 10th Anniversary」のイベントです。知り合ってから実に12年後でした笑

彼の活動はなかなか尖ったモノがあって、24時間ぶっ通しでアンビエント曲をレコーディングするプロジェクト、時事ネタのニュースを題材にした曲(例えばこんなのこんなの)をリリースするプロジェクトや、最近ではフロッピーディスクでリリースするプロジェクトなど、かなり面白い活動を続けています。

今回のリリースの中で一番テクノらしいテクノでアッパーなトラックにしあがっています。リミックス名に「Remute’s Ultra Rotten Remix」とあるように、ベース音にかかったうねるフィルターが、腐った (Rotten) ものから放出されるガスを表現しているかのような曲です。

TRACK #2 fourtwosixx a.k.a. Ryoh Mitomi


Mitomi くんと初めて会ったのは、2009年の MITTE でライブアクトで出演してもらった時だったと記憶しています。

彼の経歴は Technasia のレーベル、R&S Records、UK の Immigrant や、アジア人で初となる Richie Hawtin の Minus からリリースなど、かなりのテクノサラブレッド。しかし、決して笠に着たり横柄な態度をとったりしないジェントルマンで、無類の映画好きであり、プロレス好き。私とも趣味が似ています笑 私も映画は観る方だ思いますが、彼の話を聞いているとそれ以上に観ている雰囲気を感じます。

最近は、fourtwosixx という名義で活動をしていて、どういった経緯かは知らないのですが、タイのメディアのチャートにランクインしたり、ラジオや雑誌で紹介されたりとかなり有名人な様子。

今回、そんな fourtwosixx 名義のリミックスは、原曲にない爽やかな雰囲気の Synthwave に仕上がっています。
個人的には、夏にピッタリな感じがして、まだ暑いうちにリリースできれば良かったなぁと少し後悔しています。

TRACK #3 ODD


ODD は、Daisuke PAK (芸名) によるテクノパンクプロジェクトです。彼と出会ったのは2008年に開催した MITTE だったと記憶しています。

経歴は、TOKTOKのV-Recordsより KWAI RAKU EP で2007年にデビュー。また、ジャーマンバンドの Torpedo Boyz での活動でも有名で、YouTubeに上がっている動画は60万回も再生されています。最近では2001年から活動していたべルリンより、軸足を日本へ移して活動しています。私がヨーロッパツアーの一貫でベルリンに滞在した際には、色々ベルリンの街中を案内してくれたり、夜遅くまで深酒に付き合ってくれたりと、かなりお世話になりました。

個人的にはライブがオススメで、彼の作るユニークなトラックに、さらにラップがのったマイクパフォーマンスは、会場を大いに盛り上げてくれます。
今回のリミックスもベルリン仕込みのユニークなトラックに仕上がっていて、このリリースの中で一番中毒性が高いです。

TRACK #4 YURI SUZUKI

彼と出会ったのは、ちょうど彼が明和電機の工員をやっている頃でした。知人の紹介で知り合い、好きな曲やアーティスが近かったので意気投合して、彼の家に幾度と遊びに行った記憶があります。それから彼は頑張って、ロンドンにある Royal College of Art (RCA) に入学するのですが、そこからアートの道を駆け上がっていきました。

彼のサイトでは、ジェフミルズ、OK Go や will.i.am だったりといったミュージシャンたちとコラボした非常に面白い作品が見られます(個人的にはルーベンス・チューブの作品が好きです)。そんな活動の傍ら、音楽活動も精力的でトラック制作やDJもやっています。また、 CODONA の2番では 、「I’m Afraid」という曲を私と二人で共作したり、「Acid Your Nerve」という曲を提供してくれました。

今回も、CODONA の2番同様に TB-303 を使い、しっかり Acid House に仕上げてくれています。
原曲の素材をうまく調和させつつ、後半にかけてジワジワ盛り上がっていきます。

Bandcampで音源素材を無料公開


今回は上記の4人にリミックスをしてもらいました。しかし、折角なのでこのリミックス用にバラした各トラックを Bandcamp 上でダウンロードができるようにして、みんなへ公開することにしました。

著作権は放棄していませんが、これから作る新しい曲に使うも良し、もっといいアレンジやリミックスに挑戦するも良し、自由に使ってください。お金はいりません。著作権人格権は行使しません。

そして、もし素晴らしい曲ができたら、私の Twitter アカウントへメンション、ダイレクトメッセージ、ないしはこちらの相談フォームから教えてください。是非聴かせてください。お待ちしています。