ミュージシャンが今後生き抜くために必要なもの、それは外貨を獲得するスキルです。当然ミュージシャンならば演奏や作曲などのスキルは必要ですが、ミュージシャンに限らず、この先できるだけ強い外貨を獲得できるようになっておいた方がいいのではないかと考えています。
今回は何故そのように考えたのかを書きたいと思います。
日銀による異次元金融緩和の出口の先
2012年12月発足の安倍政権が打ち出した最初の経済政策「アベノミクス」。その三本の矢のうちの第一の矢「大胆な金融政策」は、日銀黒田総裁が物価上昇率2%のインフレを目指す異次元金融緩和でした。この異次元金融緩和とは、日銀が市中に出回るお金の量を色々な方法で増やすことでインフレにするというものです。2%のインフレは経済浮揚・デフレ脱却というメリットがありますが、日本円が増えるということは、海外からみて日本円が相対的に価値が低下することに他なりません。
この異次金融緩和で緩やかなインフレが達成できた後、経済への影響をできるだけ少なく正常化して出口へ向かうことができるのが一番ベストです。しかし、現時点ではこの出口戦略が語られないまま異次金融緩和は続いています。もし、日銀がこの出口戦略に失敗した場合、最悪、日本はハイパーインフレになり財政破綻する可能性があると学者などから指摘されています。
「お前もハンパーインフレ論者か!」とツッコミを多くいただきそうですが(笑)、私はこうならないことが一番ベストだと思っています。
しかしながら、備えはあっても良いですし、そうならなかったとしても、外貨獲得を目的に国外で活躍できる力が身につけば、国内だけで活動するよりもチャンスも多くなりますし、競争力を養うことができます。
もしものハンパーインフレに備える
ハイパーインフレは急激に物価上昇が進むことをいい、物を買うのに沢山のお金が必要になります。近年の例で言えば、ジンバブエやベネズエラが記憶に新しいです。
私がベネズエラについて知ったキッカケはWALL STREET JOURNALのこの記事でした。ベネゼエラについては、ベネゼエラ人の夫をもつ日本人妻の Kanako Noda さんによって書かれている「ベネズエラで起きていること」というブログが分かりやすいです。南米のカリブ海に面した産油国で社会主義国家のベネズエラが、ハイパーインフレに見舞われ、そこに住む人々が強いられる苦しい生活や文化などが日本語で書かれています。
もし日本がハイパーインフレになれば、今持っている日本円の価値は暴落し、海外から輸入している製品などが高騰します。その輸入に頼って生活している私たち日本人がこの状況におちいれば、たちまち生活は立ち行かなくなるでしょう。
そんな状況になっても日本円で稼ぎたいですか?相対的に日本円の価値が下がり他国の通貨が強くなるので、日本円で稼ぐよりも強い外貨獲得を狙った方がきっと効率よく稼げるはずです。もしかすると、外貨ではなく仮想通貨でも良いかもしれません。
そんな私は、2011年に自分のアルバムを出して以来、約7年ものあいだ活動が停滞していた自身の音楽レーベルのCODONAの活動を再開しようと準備を進めています。デモはこちらで絶賛募集中ですので、腕に覚えがある方がいましたら是非お送りください。